COMBO384DoP

無線と実験取り扱いのDDCについて こちら 
販売セットの説明 こちら 
DSD1792版 DAC基板 こちら 
PCM1792mono twinの組合せ こちら 
Muting 連動 新・制御基板V2.3  こちら  
DSD対応の各種DDC基板 こちら 

Foobar2000の設定は こちら 
CQ出版エレキ工房・記事連携  こちら 
DSDモード時のVR機能について こちら 


現状で、DSDフォーマットの音楽ファイルを楽しむ方法は、DoP(DSD over PCM)が手っ取り早い方法です。 DoPに対応する、USB/DDCとしてはいくつか存在しますが、手軽に試してみようということで、Amanero社の COMBO384を使ってみました。


 
◆ COMBO384の概要   (詳細は、Amnero社のホームページで確認ください  www.amanero.com)
 ・ ARM系 SAM 3U1 CPU と、CPLDの 2個のチップで構成される シンプルで小さな基板です。
  これで、サンプルレート max384KHz までの PCM用 I2Sと、 DSD64/128 (2.8/5.6MHz) Nativeに
  対応できますから 驚きです。

Combo384基板 (68.5 x 30o) Rev-D
 
 ☆ ☆ ☆
COMBO384の購入について
  支払いが PayPal に 限定されてますので、購入する場合 PayPal の開設が必要になります。  発送は、[ Registered Mail $9 World Wide ] が 安く済みます。  到着まで 2-3週間は かかるようですのでのんびり待ちましょう。
 (クレジットカードの表示があるので てっきり クレジットカード OK と思ったのですが、PayPa lが必要でした。 PayPal への支払いが クレジットです)

   Amanero社のHP 要約は こちら
☆ ☆ ☆
  さて、PC側のソフトですが Foobar2000が DSDにネイティブ対応 (DoP対応)
しましたので、 Foobar2000 を使用します。 Foobar2000は 定番ソフトですので
既に使っている方も多いと思いますが 最新バージョンに アップデートします。



普段使ってない人は、がんばって インストールしましょう。 
ブログでも 書きました が、ASIO の設定で 手こずるかもしれません。 

PC環境に 左右されますが PC 4台 使って 確認してみました。
その インストール詳細は こちら に載せてあります。 ご参考に


☆ ☆ ☆
少しだけ補足
 COMBO384の説明書に、対応の ASIO Driverは、 「ここから ダウンロードできる」 という 記載がありますので、それを見落とさないようにして 指定のファイルが ダウンロードできれば たぶん OKです。 そこら辺から 集めてきた ASIO4ALL等だけの場合、COMBO384 は DSD native mode では、動かない (?) ようでした。 しかし、Foobar2000 のプラグインは、日々Ver.UP してますので 以外と簡単に対応できる日が来るのかも。
☆ ☆ ☆


 DSDを動かす前に、I2S信号で普通のPCMを再生してみましょう。 サンプリング 384KHzまで動くと言うことですから、素性が良ければ XMOS評価基板や HiFaceEVO等 を置き換えることが出来るかもしれません。

Combo384とPCM1792基板をI2Sで接続
 


まずは販売中の、「 DIR9001+PCM1792+制御基板 」 バージョンをつないで見ました。 
PCMモードは 上記結線ですんなり動きました。 
( PCMモードでは、Playerソフトは何でも良いので 使い慣れたMedia Playerを使います。
DSDは、設定済の Foobar2000を使いますが、PCMファイルも DSD変換してます )



写真は 制御基板のジャンパーを試しに DSDモードに設定した場合


DCDCコンバータ電源基板 ±12V+5V版を 電源として
使用しています。 DIR9001基板は 未使用状態です。


とりあえずこの構成で PCM/DSDどちらも動きますが、
PCM ⇔ DSD を切り替える場合は、COMBO384 ⇔ PCM1792間の
コネクタ接続変更が毎回必要ですので常用するには チト不便 です。


☆ ☆ ☆
少しだけ補足
 COMBO384から出てくる DSD信号は、PDMという パルス変調方式の信号なので 「抵抗1本 + コンデンサ1本」 の簡単な積分回路でもデコード(D/A変換)出来てしまいますが、DSD信号が持っている 本来のポテンシャルが生かせませんので、もったいない方法といえます。

 デジタル信号を 刄ー処理することにより、S/Nを稼いでいるのが 現在のデジタルオーディオですが、刄ー処理された 1bit信号のまま使うのが DSD音源、 それを 16bit とか 24bit単位 の通常のデジタル信号に再変換したものを使うのが PCM音源 というように考えると、DSD−PCMの関係(立ち位置) が分かるかもしれません。
☆ ☆ ☆


PCM1792で PCM ⇔ DSD 接続変更するには





ということで、I2S接続部を MPX ICで 切換出来る様にしました。
COMBO384の I/F には、DSD時に 'H' になる 制御信号が出ていますので
PCM ⇔ DSD 切り替えを 自動で出来るようになります。


汎用性がぐっと増し使いやすくなった COMBO384/DACシステム

制御基板は,赤外線リモコン対応バージョンを改造して使用。
DSD時には、ATT制御がききませんので LCDにその旨 表示しています。 



☆ ☆ ☆

PCM1792/1795 VR機能について

これまで、PCM1792/1795システムでは、電子ATT機能を使えばシステム的には、音量ボリュームが 不要でしたが、DSDモード時には この電子ATT機能が働きません。 従って DSDをシステムに組み入れる場合は、別途 電子VR基板が欲しくなります。  BH3532版 電子VR基板は 販売完了してますので 新たな 電子ボリューム基板の設計が必要となりそうです。

折角ですので 新VR基板は PCM1792 の 0dB時 4.5V rms 出力が 問題無く通せる 電子VR 基板に したいところです。  


  ☆★ 新たな電子ボリューム基板は こちら
☆ ☆ ☆


さて、うまく切換出来るようなので、説明書の推奨回路にある
絶縁ICも入れて PCM⇔DSD切換付きの制御基板を回路設計。
DSD制御信号も、フォトカプラを使って完全に絶縁しています。


切換付きの制御基板の回路例

これで基板設計 開始 !


一応、DSD/PCMセレクタ部 と マイコン制御部のグランドは
グルーピングして、1ヶ所で接続するよう考慮してます。

出来た基板がこちら。 



TI の アイソレーションチップ ISO7640 を 搭載。
PCからの ノイズの回り込みを 遮断します。






ユニバーサル基板 と 制御基板を 新基板に 置き替えた様子です

今回の基板には、PCと完全に絶縁するためTI のアイソレート用 ISO7640 と
フォトカプラ-を入れてPC側のグランドをフロートしています。 
その効果は 大いにありそうです。



これで、COMBO384 を PCAudio用 DDC として PCM音源とDSD音源を
気にせず、使用出来る構成ができあがりました。 切換・制御基板の動作
的には OK ですが、LCD表示を分かりやすくなるよう ソフトのを修正しました。


電源オン時時


PCMモード時


DSDモード時






制御基板とPCM1792/DAC基板のセットで販売予定です。

20Pinコネクタが入手できましたので、
Combo384との接続が とても楽になります。


セット例 (Combo384は含みません)



ケーブルで接続した様子

この組合せで、再生ソフトに Foobar2000 を使えば,
音源が DSD/WAV/WMA/MP3/Flac 何でもござれ〜
となります。


セットの説明書は こちら から。  26番です。





☆ ☆ ☆
 PCM1792版は 現行BurrBrown系 DACの最高峰です。 その陰に隠れてしまいがちな チップに、PCM1791/電圧出力タイプ があります。 この チップも 基本構造は、PCM1792の流れを くむ、Advanced Segment シリーズですので 音質傾向は 同じ方向にあります。 IV回路が 不要なため シンプルな 回路構成で、リーズナブル・コストですので、このチップで DSD対応DACが 組めれば ・ ・ ・


 早速、PCM1792基板の代わりに PCM1791/DAC基板を つないで 動作させてみました。 Combo384との連係プレーも問題無しです。 制御基板の方も アイソレーション ICの無い シンプル・バージョン にすれば  「コスト お手軽セット」 が出来そうです。



                    PCM1791/DAC 基板と Combo384
   



              制御基板の シンプルバージョン検討開始 !!

                  ということで、 

            MPX ICに直接接続するバージョン完成
   
  Combo384との接続コネクタが、RE-6 typeになります。
☆ ☆ ☆






 使用上のご注意・制約事項など

 (1)DSD-PCMモード切換時に、切換ノイズが出る場合があります。
 (2)PCM1792の仕様上、電源投入時にCLK入力が無い場合、制御コマンドが受け付けられ
   ませんので Combo384以外と 組合せて使用する場合は、ご注意ください。
 (3)Comobo384で、Radiko等のネットラジを聴取した場合、遅延バッファの関係で ポツポツの
  イズが出る場合があるようです。 開始 5分程度でノイズが出無くなるようです。
 (4)DSD信号(ハードウエアI/F) には、これといったデファクトSTD.が無いため Combo384での
  動作確認となっています。 他の DSD信号源での動作保証は致しかねますのでご了承ください。
   DSD信号に対する規定は、PCM1792datasheetを参照願います。










DSD1792 チップを使う

☆ ☆ ☆
 上の例では、PCM1792を使用して、PCMとDSDのモードを切り替えて使用していますが、どうせなら DSD1792 を使ってみたくなります。 どのようなメリットがあるかは別として、DSD を ネーミングに 冠した ICですので気になります。 ということで DSD1792/DAC基板 造りました。
     
 DSD と PCM の2系統の入力がありますので、コネクタ端子への パターン引き回しを考慮し、 ICレイアウトを横向きに配置してます。
   
フ〜ム、PCM1792 と 物理的特性は同じはずなのに、DSD音源で音間の静寂感が こちらのほうが上回る気にさせるのは なぜ ? ・ ・
  ・ ・ ・   気のせい ・ ・ ・ 気のせい ・ ・ ・
☆ ☆ ☆


DSD1792の電源オン時には PCM側に CLK入力が必須です。(仕様)
従って、DSD端子への入力だけでは DSD1792は 使えませんので
下の写真のように、CS8416等の DAI基板を PCM入力端子にセットして
使います。

(裏技情報 :DSD端子のCLKをPCM端子のCLKに入れれば PCM入力無しでも動くようです)



各入力端子の信号







モノラル動作でDAC接続
PCM1792等は、ICチップ単位でLch/Rch独立させて動かす事ができますが
その動作の事を、モノラル(mono)接続 と呼んだりします。

モノラル接続すると、Lch/Rch独立動作させますので、当然セパレーション向上が
期待できるのと 各出力分が 差動で得られるため、SNレシオが 3dBほど改善されます。
(モノラル動作についての詳細は こちら を参照ください)


Mi-TakeのDAC基板では、2種類の対応方法があります。


その1
IV回路一体型のDAC基板でのモノラル動作接続例


制御基板のV1.2以降は、デジタル出力と制御用端子が2組ずつ設定出来るので
ヘッダーピンの増設で、接続が可能になります。 それぞれのDAC基板からの
出力は、平衡出力(バランスタイプ)となりますので、平衡-不平衡の変換基板
が必要になります。 写真の例では、INA137+LME49600のラインアンプタイプの
基板を組み合わせていますが、INA137のみの差動バッファ基板出もOKです。

赤い線の結線側は、信号(デジタル/アナログ)の流れ
オレンジ色の結線側が、制御用の結線です。
上記、赤とオレンジの接続用のコネクタ付きケーブルは
基板セットでの購入の場合、付属します (電源用も付属)



その2
IV回路独立型のDAC基板でのモノラル動作接続例


こちらは、PCM1792W(DACチップが2個乗り)基板を使った例です。
IV回路がDAC基板にありませんので、OPA604を6個使った、IV基板
をLch/Rch それぞれに使用します。 IV基板の 出力は、
平衡出力(バランスタイプ)となりますので、平衡-不平衡の変換基板が
必要になります。 写真の例では、INA137+LME49600のラインアンプタイプの
基板を組み合わせていますが、INA137のみの差動バッファ基板出もOKです。


赤い線の結線側は、信号(デジタル/アナログ)の流れ
オレンジ色の結線側が、制御用の結線です。
上記、赤とオレンジの接続用のコネクタ付きケーブルは
基板セットでの購入の場合、付属します (電源用も付属)


補足:上記の接続の場合、DAC基板からの出力は上側が Rchとなります。
Lch/Rchの 入れ替わりに ご注意ください。



<jamp to TOP>



<戻る>




(c)2013-2018 Mi-Take