I2S 直接接続 .
HiFace EVO を PCM1796/DACにつなぐ
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PC Audioの楽しみ方が広がっています。
USB Audio 基板を system72基板シリーズで開発していますので、比較試聴用に 写真のラトックのRAL-2496UT1や オンキヨーの
SE-U55SX等 を使用しています。
PCM1792/1796系 の I2S接続を デフォルト接続とする DAC基板を出して以降、M2 TECH の
Hi Face EVOにつなぎたいのだが、動かない ・・・・・ という お問い合わせを沢山頂いていますので、RJ45/I2S接続 での動作を確認するために
EVOを入手してみました。 |
PCM1796/DAC基板につないで動作中の様子
(結論 : 動きますが ケーブル長の制限が厳しいです)
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以下、接続・動作確認 の経過です。
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さて HiFace EVO はイタリア製 (Maid in Itary) ですので、日本の代理店が日本語対応した説明書をいれているようですが、M2TECのホームページから事前に手に入れている説明書より
記載内容が大幅に少ないようです。 肝心の RJ45/I2Sのジャックの接続説明が省略されているので接続を試みる方は 是非、M2TECHのホームページから
ダウンロードすることを お勧めします。 |
パッケージ
箱から取り出した状態
パソコンへのドライバーのインストール や 接続・セットアップについての説明は 割愛します。
セットアップの確認は、SPDIF出力で動作できていることを RJ45/I2S接続 の前に確認しておきます。
使用中の注意事項 として、音楽ファイル再生中(再生ソフトが動作中)に HiFaceEVOの接続を外したり 電源を切った場合、PCが中途半端な ハングアップ状態になる場合があるようなので
EVOの動作を止める場合は、先に音楽再生ソフトの動作を 停止/終了することを お勧めします。 (WindowsXPで発生します) |
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さて、 RJ45/I2S のモジュラージャックの接続ですが M2TECH のホームページから ダウンロードしてきた 説明書には 以下の掲載部分があります。
ピンのレイアウトについて説明されています。 この情報があれば、DAC基板に接続する事は可能です。
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一方、RJ45の仕様書から 自分なりに オス/メス両方の
コネクタのピン番号を 書いてみた図が下記の通りです。
この条件でとりあえず、 【RJ45 <=> RE-5】 コネクタを作って接続してみたのだが 動作しない。 問い合わせの多さから すんなり動作するとは思っていなかったので、
「やっぱり」 。
オシロで波形を確認すると 出力が小さい(200mV位)だけでなく何故か、マイナス側に振れている。 !!???
分解して、コネクタ部のパターンを確認しようと思ったのだが、特殊なビスを使っているため 簡単には分解できない。 ならば・ということで モジュラージャックのメス側の
ピンを テスターで確認した結果、奇数(1,3,5,7) が どうやら グランド側であるということが 判明した。 イタリアでは、RJ45 のメス側の番号の振り方が日本とは逆らしい・・・・
(そんな馬鹿なとは思うのだがよく見ると説明書に赤下線の注意書きがあった)
ということで、下の結線図のように 本来なら 上の例のような結線になるのだがオシロで波形確認した結果を頼りに、番号を逆振りした下側の結線例で作ったケーブルで動作させたところ、音が出始めた。 ノイズが時々出る。
アース線(GND)は、1本しか接続していませんが 送り側が ツイストペア送りではないので 問題ありません。
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ケーブルの長さを、何段階かで切断しながら 短くして見た結果
約12p が限界のようである。 15pでも ケーブルの処理によっては、「ジャリジャリ」というような ノイズ混じりの音になってしまう。
この辺は DAIとDACの接続ケーブルが長すぎた時の現象と
同じである。 |
12pの長さ制限は実用的な配置をするには厳し〜い ・・・・・
I2SはDATAラインを長く伸ばすことを想定してないため
ケーブル長の制限は厳しいようです。 外付けでツイストペア
駆動ドライバ等をつければよのでしょうが、そこまでするなら
冗長性のある SPDIFで良いのかも ・・・・・・
クロックのジッタ は 外付けするドライバで 多分悪化します。
12pはシビアな長さですがこの長さで使うからこそ美味しいとも言えます。
RJ45のピン番号に疑問は残ったものの 動作確認は 完了しました。
音の粒立ちが良いように思えます。 ジッタが少ない所為でしょうか。
なお、日本語説明書にある下記の注意書きが気になるのですが
何を意味するのか、不明です。
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