サンプリング周波数を知る (表示する) ために       .
  Digital Audio IF Transceiver (DIX) を使ってみる
 
 PC Audio をやっていると DAI/DAC に送る データが、96KHzだとか 176KH を平気で送っているのだがふと気づくと、送っているつもりのサンプリングレートではない周波数で DAC側が動いていることが往々にしてあります。 一番簡単な確認の方法は、デジタルオシロでPCMデータのLRCKの周波数を確認すれば良いんですが音楽を楽しんでいるときにいちいちデジタルオシロを登場させていては楽しみが半減してしまいます。  DACをケースに入れっている場合は、オシロをつなぐのも 容易ではありません。


     


CS8416やDIR9001に搭載されている、入力されたSPDIFのデータのサンプリング周波数を表示する機能は、おおざっぱすぎて殆ど役に立ちません。 そこでTI のDigital Audio I/F Transceiver (DIX) IC を使って、送られてくるサンプリング周波数を表示することが簡単にできないか 検討してみました。  このICを使うためには ソフト制御が必要ですが、レジスタを読み込むことによって下記の周波数が判断出来る様です。 また、I/Oポートにレジスタの内容を割り付けることもできますので、ICで直接LEDを駆動することによって手軽にサンプリング周波数の表示を実現出来そうです。

                 
              ずいぶん細かく分析できますが、欲しいのは [青色] に着色した周波数でしょうか





********************* 作業中 ******************************




  概要説明

◆ PCとの USB I/F には、HiFaceEVO を使いました。 このモデルは、196Kまで対応しています。
◆ 光(TosLink)でつないでます。 光受信端子は、\500で頒布しているものを使用しています。
     192KHzまで動作しました。 
◆ 表示用のLEDは 上記の表のように 4個使用しますが、MPIO_Bに割り振ってます。 
   DIR_ERROR と NonPCM表示用 のLEDも 2個付いています。
◆ 制御用マイコン基板はPCM1792/6の制御基板を流用(ソフト変更) しています。
◆ PCの再生ソフトは Lilith を使いました。 



実験風景






176.4KHz で動作中

  




96.0KHz で動作中

  




44.1KHz で動作中

  




88.2KHzで動作中

  





192KHzで動作中

  





正しく カウントしているか クロックをオシロで監視します


  



どうやら、サンプリング周波数表示には使えそうです



Lilithの出力設定です。 
192KHzを出力するには、[Direct]  に [HIFACE] のドライバーを指定します。
 



DIX9211を使ったキットについては こちら







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