PCM2704
C USB Audio チップについて

 USB Audio基板に使っているチップは、TI社の PCM2704を使用しています。 
Windows OSのコントロールパネルで音量調整が可能ですが、Windows7(Vsta) から スライダを動かした時のカーブが変わりました。 Windows XP までは 対数系(Log) のカーブでしたが、Win7では 使いやすさを狙って(?) なのか リニア系 に変わっています。

 その新カーブで PCM2704を使うと 変化率が小さくなり過ぎて使いにくいことから、チップ側で補正を施した バージョンとして Cバージョンが リリースされています。 PC側のコントロールパネルで音量を調整しないような使い方の場合、PCM2704 と PCM2704C では 差異は無いようです。 実際に、PCM2704 と PCM2704C を WinXP と Win7で どのような変化カーブになるのか 実測してみました。 

 





 本ページは、PCM2704Cとの 差異について記載してます。
 その他、USB Audio基板の 一般については こちら を参照下さい


WindowXP での PCM2704 と PCM2704C の変化カーブ

dB(log)メモリでグラフ化                  変化率をリニアとしたグラフ

Windws XPで使う場合は、PCM2704 と PCM2704C の差異は無いようです。
( カーブが 完全に重なっています )
VR(可変抵抗器)でいうと Aカーブ的な変化 を狙っている、といえます。



WindowsXP のコントロールパネル例



Window7 での PCM2704 と PCM2704C の変化カーブ

dB(log)メモリでグラフ化                  変化率をリニアとしたグラフ

Windows7では、VR(可変抵抗器)でいうと、Bカーブに近い
カーブを狙ったものと思われますが、スライダー位置20-0 での
変化率が大きいため PCM2704Cで 使いやすさの改善を
図ったものと 思われます。 



Windows7 のコントロールパネル例



いずれにしても、外部アンプで音量調整したり デジタル出力で PCM1794等の
高性能DACを使用するような場合は、PCM2704⇔PCM2704C の違いは
無いのでどちらでも OK です。


チップの在庫の関係で、当面 PCM2704版 と PCM2704Cを使った
USB Audio基板を共存・販売いたしますので、上記を参考に選択下さい。



USB Audio (TCXO) バージョン基板
左:PCM2704版  右:PCM2704C版 

 搭載する ICバージョン 以外の差異は ありませんが・・・価格は異なります





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