USB アイソレータ
 使うPCやUSBハブによって、何となく音の傾向が違うような気がしてるものの、あまり深追いして見ることが無いまま時が過ぎておりますが、ふとしたきっかけでスペアナ(もどき)で見てみる機会がありどうも違いがありそうだ、ということになりました。 とはいえ、日頃の忙しさにかまけて延び延びになっていたUSBアイソレータについてまとめて実験してみる機会を作りましたので、今回はその測定結果を公開致します。

PCオーディオ用として考えられる USBアイソレータとしては,

 1.ADuM3160のような、USB用アイソレータ IC を用いる。
 2.USB 電源クリーナ的なものを用いる
 3.USB DDCとDACを分離して、その間を光り端子やパルストランス等でアース分離して結ぶ
 4.USB DDCからI2Sで取り出す際に、ISO7640やSi8660等のデジタルアイソレータICを使う

等が考えれます。 3及び4は既に基板化済みですので今回は、1 と 2 について確認してみようと思います。

まずは、詳細に入る前にその効果の程をご確認下さい。



条件:プローブATT 無し、WG入力 5KHz/-10dB






サンプル図 25KHzを中心とした図で入力は5KHzです



下記が、測定した図です。

USB DDC PCM2704 直接 出力時



USB DDC PCM2704 + ADuM316基板経由 出力時



上の 2枚を合成してみると 約 20〜30dBノイズ軽減しているのがよく分かります。




ちなみにフィルタータイプの効果は 「無いよりマシ」の程度です。





条件:プローブATT 1/10、WG入力 5KHz/-6dB
 


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