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フルーエンシ FN1241DAC基板は 結構気に入って使ってますが電源 on-off時のノイズがちょっと気になります。
ということで、FN1241基板用のMuting基板を作ってみました。 せっかく作るので、差動出力をシングルエンドに変換できる機能とLPFも入れましょう。
(FN1241DAC基板は、デフォルトでは 出力段でパラレル接続して 「シングルエンド出力」 してます)
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FN1241DAC基板とミューティング基板
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電源on-offを検出する方法は、ACをカウントして検出する方法もありますが、マイコンを使うのでちょっと大げさ ? なので 今回はウォッチドックタイマICを用いることにします。
また、ライン出力&LPFの機能も追加したいので ついでに 差動⇒シングル変換機能も載せられるようにします。 これで FN1241の出力段でパラレル接続していものを変換できるようにという 「ちょっと贅沢」 な回路となってます。
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参考回路例
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肝心の ミューティング回路は、リレーと
トランジスタによる 2段方式とします。
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また、FN1241DAC出力段をシングル出力と差動出力に切り替えできるように対応してますので、ミューティング側も LPFのポストアンプをシングル入力と差動入力を切り替えられるようにすれば、どちらにも対応可能となります。 |
FN1241DACのシングルエンド(パラ)対応出力
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FN1241DACの差動出力対応
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Muting基板側の対応
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要するに、J01、02のジャンパーを変え
R601、602を 910Ωか3.3Kを選択すればOK。
FN1241基板を デフォルトで使うのが前提なので 入力部も シングルエンド受けとなってます。 ジャンパーで差動⇒シングルエンド変換も可能です。
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FN1241DAC基板のジャンパー
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ミューティング基板は 抵抗の変更(2本)と
ジャンパーの変更が必要です。
Muting基板のジャンパー
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通常のパラ接続ブロック図
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差動出力接続時ブロック図
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試 聴
電源on-off 時のノイズはあまり気にならなくなりました。 また LPFも追加したので、S/Nにも効果がありそうです。 使用する オペアンプは
NE5532を使用します。 |
差動⇒シングル変換動作の例
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Jimmy Page の Chopin, Prelude が好いです
音質的には、パラレル接続でも 差動 ⇒ シングル変換 でも それほど差が無いように感じます。 が、
電源 on-off 時のノイズが低減することは 精神的なものとはいえ
効果は 「大きい」 のです |
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