キャノンコネクタ Cannon社
または 
XLRタイプコネクタ

XLRタイプコネクターとは、米キャノン社(英語版)(Cannon社)が開発したXLR型オーディオコネクター及びその互換品を指す。一般にキャノンコネクターとも呼ばれる。米キャノン社は光学機器製造企業のキヤノンとは無関係である。本製品を得意とするリヒテンシュタインNEUTRIK社(英語版)(NEUTRIK社)の社名をとってノイトリックコネクターとも呼ばれる。
  出典:wikipedia 


キャノンコネクタは、平衡タイプの機器多く使用しますが
質問がよく来まますので 以下まとめてみました


CANNON 社が開発,放送関係の規格・基準に推奨されているコネクタですが,ほとんどの業務用機材で使用されています。  主に 3接点(3ピン)の物が使用されます。 (その他2~7ピン等の種類が有ります)

その型番から 「XLR」 とも呼ばれます。 
「XLR-3-11C」 のように まず ピン数を表す数字の 3、次の二桁の数字のうち、十の位がコネクターの形状、一の位は奇数がメス、偶数がオスを表します。

◆キャノンコネクター(メス)
 ・マイクをミキサーにつなぐ場合、マイク側につなぎます。
 ・つまり、機器類の出力側につながるコネクターです。

  


◆キャノンコネクター(オス)

 ・マイクをミキサーにつなぐ場合、ミキサー側につなぎます。
 ・機器の入力側につながるコネクターです。

  



◆キャノンコネクター(バランス接続)
 キャノンコネクターを正面から見ると、ピンや穴のそばに
 「1,2,3」と数字が書いてあるのが読みとれます。
 普通に「1番、2番、3番」と読みます。1番ピンにはアースを接続しますが
 2番ピン、3番ピンは 規格によって変わります。

 


その規格は、「アメリカ式」 と呼ばれるものと 「ヨーロッパ式」 と呼ばれる
規格の2種類で、日本では両方が混在しています。
ちなみに、穴が有るコネクターをメス、 ピンが有るコネクターを オスといいます。

 ■アメリカ式
 1番ピン・・・アース(シールド)
 2番ピン・・・コールド(-)
 3番ピン・・・ホット(+)
 
 ■ヨーロッパ式
 1番ピン・・・アース(シールド)
 2番ピン・・・ホット(+)
 3番ピン・・・コールド(-)


1番ピンはアースで共通なのでホットが何番かを覚えていけば良いです。 「アメリカ式なら3番ホット」 「ヨーロッパ式なら2番ホット」という事です。 以前は、アメリカ式はレコーディングスタジオの機材に多く、ヨーロッパ式は PA機材に多かったのですが、 最近ではヨーロッパ式に統一されつつあります。 


日本の放送局の規格にNHKが定めた「BTS規格」がありますが、このBTS規格は、ヨーロッパ式を参考に作られた為、2番ホットとなっています。 BTS規格の独自な点としてキャノンコードに取り付けるコネクターの形状があります。 アメリカ式、ヨーロッパ式ともに、コードに取り付けるコネクターは片側がメス、反対側がオスなのですが、 日本の放送局だけは両端がメスのコードを使用しています。 ですから、放送用機材は入力、出力、ともにオスが取り付けられている事になります。


 放送用機器を除く通常の機材でキャノンコネクターを使用している物は、

 IN(入力)・・・・メス
 OUT(出力)・・・オス

と言うように取り付けられているコネクターが決まっています。
音響機器には、必ず、IN(入力)とOUT(出力)があり、機器のINから入り、機器の内部を通ってOUTへ出されます。 マイク、キャノンケーブル、ミキシングコンソールを例に挙げますとマイクのIN側は、先端の部分です。 ここに音が入ってくるとOUTであるキャノンのオス・コネクター(反対側)へ音声信号を出力します。

その音声信号をキャノンケーブルのメス側にINし、ミキシングコンソールまで導き、ケーブルのオス側から出力します。 ケーブルによって導かれた音声信号をミキサーのマイク入力(キャノンメスが付いています)へ 入力するわけです。





<Home>


(c)2019 mi-take