System72 設計指針
制定日:2009年9月10日
制定者:t.minobe@Mi-Take
改訂1:2009年11月6日 AC100V系追記
はじめに
System72とは、Mi-Takeが設計を行う基板モジュールについて、汎用性の確保とより柔軟性を待たせるため、
基板取り付けサイズ及び 電源コネクタ、入出力コネクタ 等の設計が本指針に則り設計されたものを指す。
このことにより、モジュールの取り付け、接続や機能の拡張が容易にできることを目指すものである。
◆ System72設計基準
基本的に下記内容に準拠するものとするが、自作の持つ自由度をこれによって限定する物ではない
1.基板サイズ
最も一般的なユニバーサル基板である2種類に準拠するが、下記寸法を優先する
(1) 外形サイズ 72×47 mm 取り付け孔位置寸法 66×41mm : 取り付け孔位置の精度は ±0.5mm
(2) 外形サイズ 72×95 mm 取り付け孔位置寸法 66×89mm : 取り付け孔位置の精度は ±0.5mm
2.電源コネクタ
電源は、±15Vと+5Vについて規定する
(1) ±15V 日圧EHシリーズ 3pinコネクタ @pin -15V, Apin GND, Bpin +15V
(2) +5V 日圧EHシリーズ 2pinコネクタ @pin +5V, Apin GND
(3) AUXとして、ターミナルブロック(ピン間5mm)を使用
3.信号系コネクタ
信号系は、音声信号について規定する
(1) 日圧 REコネクタ4pin 相当を使用し
@pin Lch, Apin GND, Bpin GND, Cpin Rch とする。
GNDの接続を Aまたは Bの片方を使う場合は、Aを優先する
(2) SPDIF等のIF用 REコネクタ2pinコネクタ @pin Signal, Apin
GND
(3) デジタル制御系として、RE5pinコネクタ使用。 pin接続は特に規定しない
4.AC電源系(低圧)コネクタ
AC電源系でも、AC30Vrms 以下を扱う物について以下規定する
(1) ターミナルブロック(ピン間5mm)を使用。 接続ケーブルはネジ止めである
(2) 日圧EHシリーズ 3pinコネクタ @pin AC, Apin GND, Bpin AC
5.AC100電源系コネクタ
AC100V電源系は、安全上最重要項目であり 電気用品安全法(PSE法)に則り設計すべき要件である。
参考として、以下のコネクタを使う場合がある
(1) 日圧VHコネクタ3pin を使用。 @pin 及び Bpin間に AC100Vを印加する。
Apinは空き端子とし絶縁距離の確保を図る
(2) 電源SW等への配線用として、日圧VH2pinコネクタを使用する。同極間での接続を前提とする
(c)2009 Mi-Take