DAC ATTのバランス調整機能について |
PCM1792/1796のDACを 購入ご検討頂いている方から バランス調整機能についてお問い合わせが時々あります。 なかなか検討に着手出来ないでいたのですが、現状での基板改造と ソフト変更で対応可能な見通しとなりましたので ご報告いたします。 結論から言うと、[ 産むが易し ] 比較的簡単に改造できそうです。 (制御基板については こちら) |
【ハードウエア改造】 対象の制御基板は、DIX9211とPCM1792/1796を 同時制御可能な 「mega8版」の制御基板となります。 この基板の場合、ADC6の端子が独立ランドとして用意されていますので、外付けVR端子 CN305の空き端子3番ピンにジャンパーします。 CN305に接続するコネクタ付きケーブルを改造して VRを 2個点けると、ハード的には準備完了です。 配線図に書くとこんな感じです。 緑の網掛け部が改造(追加)点 基板の裏ジャンパー 1本 |
【ソフトウエア改造】 電子ATTへ バランス機能を付加する場合、方法は 2通り考えられます。 (1) Lch/RchそれぞれのATT値を 別々のVRで設定する方法 (音量VRを Lch/Rch独立し 2個使う) (2) バランスVR式で 回転位置によって、Lch/Rchの音量を調整する方法 (普通のバランスVRの考え方) 使い勝手は、普通のバランスVR式の方が良いと思われますので (2)の方式を前提に考えます。 また、VTの回転位置のセンター付近で レベルが [ Lch=Rch ] となりますが、単純に 1/2値にすると センター位置が クリチカルとなるため、大凡 11時〜1時の位置は バランス調整は 働かないようにしています。 調整範囲は、センター位置からの回転で 0db〜-120dbの調整も可能なのですが 効き過ぎるようなので、 左右それぞれ 0〜-55db 程度の変化としました。 |
10KBのVRを2個付けに改造して 動作確認中 ・ ・ ・ |
現在販売中の制御基板は、基本的にはバランス調整機能が入ってますので、調整用のVRを取り付ければ動作可能です。 調整用VRはオプションにて対応致します。 ご希望の方はご連絡下さい。 (費用は、VRの追加・加工分について ¥500のアップとなりますので ご了承願います) 尚、既にご購入済みの方につきましては、送料ご負担 頂ければソフトウエア・アップデート対応いたします。 (改造ファームは V1.20となります。 ROM HEXファイルでのご提供につきましては準備中です) |
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