DIX9211/DAI基板 と 制御基板




DIX9211を使用したDAIと、制御用マイコンに Mega8 を使用した制御基板です。
PCM1792/1796 の DAC基板制御も可能ですので、1枚の制御基板で DAI基板 と
DAC基板
(DAC基板は2枚可) を同時に制御可能です。 ( 32bitDACのPCM1795も制御OK)



・ DAC基板を 組み合わせる例は  こちら
・ Combo384 +制御V2.3と組合せ こちら






 (注)基板のレイアウトは変更になる場合があります



スペック
制御基板
使用CPU AVR Mega8
表示機能 16文字x2行 LCD接続・使用可能
USB 設定値のPC表示 (FT232RL Virtual COM Port Driver を使用)
シリアル設定値 19200, n, 8, 1, n
制御出力 (1) DIX9211制御信号 ( SPI )
(2) PCM1792/1796 DAC基板 制御信号  2出力可能 ( SPI )
設定項目 1. DAC電子VR調整カーブ選択 (Cカーブ 又は Bカーブ /:デフォルトCカーブ)
2. delta-sigma OverSampling rate selection ( x64 又は x128 /:デフォルトx128)
3. DSD Interface Mode Control  ( PCM 又は x128 /:デフォルト PCM)
4. PCM Data Formats   ( I2S 又は STD /:デフォルト I2S)
5. Monaural mode selection   ( ステレオ 又は モノラル /:デフォルト ステレオ)
6. SCK Dividing Ratio Control (Disabele/Enable)       (*注.1.)
7 SPDIF入力切換   ( Rx0, Rx1, Rx2,  又は 光端子 /:デフォルト Rx0)
電源 +5V
DIX9211/DAI 基板
使用DAIチップ TI DIX9211
対応
サンプリング周波数
32KHz〜192KHz  24bit
基板上の LED x4 で表示、又は制御基板側にて LCD表示 及び USB出力可能
 PCM
 Audio Format
I2S 又は、STD (Right Justified)    3.3V
SPDIF 入力端子

 (制御基板にて切換)

参考
1. Rx0 SPDIF入力 (0.2V〜3.3V)
2. Rx1 SPDIF入力 (0.2V〜3.3V)
3. Rx2 TTLレベル(SPDIFフォーマット)
4. Rx3 光入力端子用(SPDIFフォーマット)
電源 +5V

備考

・DIX9211は、ジッターが少なく高音質と好評のDIR9001の流れをくむ、DAIチップです。
 対応周波数が、〜192KHz/24bit まで広がっています。
・入力されたデジタル周波数等の情報等を得る事ができます。  
 詳細は こちら



動作例



LCDを制御基板に接続時の表示例 (V1.06)

LCD 表示例 内   容
・電源投入時のオープニングメッセージ
・DACモード (stereo/mono)
SCK Dividing Ratio Control (Disabele/Enable) ( *注.1.)
・PCMフォーマット (I2S/STD)
・オーバーサンプリングレート (x64fs/x128fs)
・デジタル入力番号 (Rx0:coax / Rx1:coax / Rx2:TTL / Rx3:optical)
・電子VR(ATT) (-0dB 〜 -120dB 0.5step)
・SPDIFサンプリング周波数 (8k,11k,12k,16k,
     22k,24k,32k,44k,48k,64k,88k,96k,128k,176k,192kHz)


*注.1.)
Used to set the PLL SCK dividing ratio automatic control function.
SCK setting is automatically set depending on the input sampling frequency.
・Enable mean is:
  512fS: 54 kHz and below
  256fS: 54 kHz to 108 kHz
  128fS: 108 kHz and above or unlocked
・If disable are: 256fs FIX




制御基板上の D121-124 によるサンプリング周波数表示例
LCDを接続しなくても、D212-124で サンプリング周波数が分かります。

LED 表示例
D124,D123,D122,D121
内   容
 ・44.1kHz (43.21 - 44.98)
 ・88.2kHz (86.43 - 97.92)
 ・96kHz (94.08 - 97.92)
 ・192kHz (188.16 - 195.84)

<参考情報>
CN108(ヘッダーピンは付いていません)にも同等の出力が出ていますので、
外付けLEDでサンプリング周波数パターンを点灯することが可能です。
下図のような回路を、CN108に接続します。


DIX9211 datasheetより
ポートの出力パターン詳細データです。



ERROR表示 LED
入力無し等、ERROR時に D125が点灯しますので目安になります。
正常にデジタル信号(SPDIF)が入力されれば消灯します。






デジタル入力の切換について

デジタル入力は、JP312Aのジャンパー切換で設定できますが、ケース等に組み込む場合は、
この JP312A から 切換SWに配線して、入力切換出来るようにします。


 2回路4接点のロータリーSWを使用した配線例は、下図の通りです。

           
                           各ピンは プルアップ (H=1) されていますので、ロータリーSWにて
            アースに 落とすことにより Low (L=0) とします。
            上の回路例の位置では、SWは オープンですから ”11”で
            Rx0/Coaxal (同軸) 入力状態です。


      DIX9211基板のJP312付近の拡大図です
      
         =>>>  





   【補足】 デジタル入力の 切り替えについて
      ・DIX9211のデジタル入力は、制御基板の JP312Aの
       ジャンパー設定により 行います 下図を参照下さい
 





DIX9211とMega8制御基板との
DAC基板 組み合せ例



(その.1) PCM1792/1796DAC基板との組合せ例です。
DIR9001との組合せ例をDIX9211にした場合に相当します。




PCM1792/1796DAC基板との組合せの接続動作例

写真の例はDAC基板1枚の例ですが、
2枚使った モノラル動作も組合せ可能です。









(その.2) PCM1792W DAC基板との組合せ例
PCM1792W基板の場合、DACチップは、mono動作で使用します。



PCM1792W DAC基板との組合せにIV変換基板及び
差動バッファ(平衡-不平衡変換)の基板を組み合わせた例です。 


DAC基板のPCM1792Wには、IV変換部がありませんので
別基板として用意しています。 
シングル回路のオペアンプを使用したIV基板があります。

またそのままでは、平衡出力ですので、通常のアンプにつなぐには、
差動バッファ(平衡-不平衡変換)の基板を組み合わせて変換します。



 

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<参考資料>

DIX9211+Mega8制御基板には Combo384の信号切り替え
機能がありませんので、制御基板V2.3と組み合わせることで
Combo384のDSD信号を使えるようにする組合せ例です。


Combo384+制御基板V2.3を追加する例

ダブルクリックで拡大

グレーの網掛け部分が 追加部分です。
DIX9211からの信号と Combo384の信号を制御基板V2.3で切り替えます。 DACの制御は、制御基板V2.3側で行いますので mega8制御基板はDIX9211基板のみ制御します。




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