| XMOS系の DSD対応 DDCを3種+1 使ってみた
 
 DDC  (Digital Digital Converter) とは 和製英語的表現。  要するにデジタルをデジタルに変換したけど まだアナログではない ・ ・ の略
 別途 DAC(Digital Analog Convereter)が必要。 DACは こちら
 | 
    
        | XMOSを使ったUSB DDC基板を 手に入れたので 早速使ってみました。 現在DSD対応としては、Combo384をDAC設計時のリファレンスに使ってますが
 これらの基板が当方の制御やDAC基板で動くか ・ ・ ・ を確認するのが目的です。
 
 まずは、
 ご存じ Combo384 /Amanero社
 
  
 
        
          
            | ・XMOS系ではありませんが 比較用として登場。 ・ 結構安定して動作してます。
 ・ 何枚か持っていますが、古いバージョンの基板も ファームウエアは Verアップせずそのままで使ってますが 事無く使えてます。
 |  変換内容 : USB to I2S
 
 
 ----------------------------------------------
 ついでに Combo384 2ndソース基板を確認しました。
 Amanero社の ライセンス生産品と思われます。
 
 Combo384 (青)
 
  
 
 usbviewr.exeで デバイス確認
 
  ファームのバージョン(bcdDevice)が異なるが、これはライセンス先
 での 管理番号と思われます。  Foober2000 での 接続動作は
 まったく 設定変更無しで、DSD/PCM とも 動作確認出来ています。
 (ベンダーIDが 一緒なので 当然であるが)
 
 
  
 
 
 基板が緑のライセンス品
 
  
 こちらは、MPU、CPLD に上位部品を使用してますが
 idVender 等 USB Viewer の内容は
 Combo384(青)と 同じです
 
 
 
 
 XMOS USB /DIYINHK社
 
  
 
        
          
            | ・ 最初、ドライバーが全くだめでデバイスエラー状態でしたが、最新のドライバーで動くようになりました。 (2ヶ月ほど放置状態) ・ 外部から3.3Vを供給する必要があります。 元々は基板上に3.3Vスポットレギュレータを載せるパターンがあるのですが、電流不足だったらしく、実装されていません。
            今回動作させるに当たり、基板の下に3.3V レギュレータを付けました。 大きめの 1A型を使いました。
 |   
 変換内容 : USB to I2S
 
 
 
 XMOS黒 /HTPC社
 
  
 
        
          
            | ・ SPDIF出力用のRCAコネクタ付きです。 パルストランス経由で出力されます。 当然ですが、DSD再生時には 出力されません。 ・RCA付きの分、基板サイズは一番大きいです。
 |  変換内容 : USB to I2S 及び S/PDIF
 
 
 | 
    
      | 3種類のDDC と 新・制御基板V2.3
 
  
 
        
          
            | ・ なんと全ての DDC基板の出力端子には 20Pヘッダーを使ってます。 つまり、制御基板との接続は、ケーブルの配線順番を変えれば OK!
 |  
 それぞれの基板用、20P-8Pコネクタケーブルを作って見ました
 
  
 
 <参考> 各基板の出力20P端子配列
 
  *) 参考ピン配列です。 各社のマニュアルにて 各自ご確認ください。
 
 
 Foobar2000 で動作確認しました。
 3枚とも DSD / PCM 動作OK です。
 
 | 
    
      | 
 
        
          
            | ◆ 動作結果と感想 ◆ ・ DIYINKH製は、買った当初のドライバーでは動作させることが出来ず、放置してたのですが、後から買った HTPC製がすんなり動いたので 「これはいかん」とばかり、DIYINKH社にメールし
            確認。 新しいドライバで 動作OKとなりました。
 
 ・ Muting端子は 全ての基板にありますが、XMOS黒 からは信号は出てませんでした。DIYINKHは [DSD⇔PCM] の場合は出てますが [DSD⇔DSD]や[PCM⇔PCM] では出ない様です。 また出力タイミングが遅い?のか切替ノイズは出ています。切替時ノイズにMutingの効果があるのは、combo384 のみでした。
 
 ・ DIYINKHでは、外部から3.3Vを供給するように説明されてますが、その場合 制御基板のアイソレータICの動作も この3.3Vからとなるため都合が悪いです。 上記の改造例のように、USBの
            5Vから 3.3Vを供給するように 改造したほうが良いでしょう。
 
 
 ■■ 結論 ■■
 どの基板も、20P-8Pケーブルの配列組み換えで使用できることが確認出来ました。
 音質評価までは 今回行ってませんが、特段に差異は無いように感じますので お好みで組合せ可能かと思います。 但し、「XMOS黒」 「XMOS DIOYINHK」 には上記のような不都合がありますので 留意が必要です。
 
 ◆ XMOS黒 : SPDIF出力が欲しい場合は、この基板が must
 ◆XMOS DIYINKH : 財布に優しい!。 コスト最優先なら コレ
 ◆Combo384 : 当方の リファレンス用 です。  一押し
 
 
 
 
 
              
                
                  | 
              
                
                  | * お断り) ・各社とも 基板の出荷時期や ファームウエアVer、ドライバーVer に機能や性能が左右されると思います。 上記内容は 参考としてご覧下さい。 最新情報は
                        各社の HP/web などでご確認ください。
 
 ・各社のDDC基板について 動作保証するものではありません。各 DDC基板についての確認・質問等は入手先 または各メーカに お問い合わせください。
 
 ・当方が提供する制御基板等に付属するケーブルは、combo384用として準備されたものが付属します。 他の基板にご使用の場合には、各自にて 加工して使用願います。
 
 (下記、コンタクトピン外し方 参照あれ)
 |  |  
 
 
              
                
                  | 補足:XMOS用のDriverについて ・ Xmos用のドライバーは、XMOS黒 と XMOS DIYINHK ではソースの元が同じで、かつ現在提供されている Ver. も 同じですから、この2つを混用する場合
                  注意が必要です。 どちらか 一つに絞った方が良いでしょう。 どうしても 混用する場合は、DIYINHK用を先にインストールし、XMOS黒は 後からインストールするようにしないと
                  上書きしてしまい、先にインストールした分が ダメに(認識しなく)なる場合があります。
 ・ インストールした時の USBポートは変えないようにします。 後で USBハブ経由などにすると認識しなくなる場合があるようですので、どのポートでインストールしたか覚えておきましょう。
 
 |  
 参考:ドライバー全部入りの状況 (foo_dsd_asio)
 
  Foobar2000の設定詳細は こちら
 
 |  
 DDCのドライバーを 各種インストールしてる状態では
 使用するDDCを変えた場合に設定 しなおしが必要です。
 
 <参考> DIYINHKを使用する場合の設定(選択)ステップ
 
  
 
 
 
 < goto TOP >
 
 
 < DAC menu >
 
 
 
 番外編
 
 基板に付属する REタイプ や RFタイプのコンタクトピンを外して
 順番を入れ替える場合、下図のようにカッターの刃で コンタクトピンを
 押さえている 爪を起こす事で 簡単に抜くことが出来ます。
 製造メーカーによって形状に若干の差異があるようですが
 その点ご了承下さい。  参考:「 コネクタについて 」
 
 
 手順
 
 (1) コンタクト(金属)をハウジングの爪で押さえてます
 
  
 (2) ハウジングの爪をカッターの刃で少し浮かします。
 下の写真の状態で、線材を引っ張って コンタクトを
 少しずつ抜きます。 引っかかりがあるときは カッター
 の刃の当て方を 変えてみます。
 
  
 (3) 爪の引っかかりをうまく 避ければ コンタクトは抜けます
 
  
 (4) 次のコンタクトを外します
 
  
 
 *  何事も慣れです。 爪を起こしすぎると折れます。
 ハウジングは柔らかいプラスチック成形品です。
 優しく扱えば 何度でも使えます。
 
 
 
 - - - - - ダメにした場合は - - - - -
 
 、ハウジング無しで 使う手があります。
 コンタクトピンの部分を熱収縮チューブで覆うと
 完璧です。
 
  
 でも、順番を間違いやすくなるので 最終手段として使いましょう。
 
 
 
 
 
 --------- ついでに ---------
 
 
 電源用の EH コネクタも同様に コンタクトを抜けます
 
 EH-3 のコンタクトを抜く例です
 
  (写真のケーブル配列は 標準・正常)
 
 
 ハウジングの爪をカッターの刃で少し浮かします。
 下の写真の状態で、線材を引っ張って コンタクトを
 少しずつ抜きます。 引っかかりがあるときは カッター
 の刃の当て方を 変えてみます。
 
  
 
 爪の引っかかりをうまく 避ければ コンタクトは抜けます
 
  
 
 
 |