ソフトモードDAC を少し便利
soft mode WM8804/DAI 基板


( JUL/2015 改訂 )
WM8804/8805 は ハードモードでは機能を完全に
使い切ることが出来ないようです。 詳細は こちら
ソフトモード対応基板 に 再設計致しましたので
本ページも soft mode版 として 改編致しました。

現在の System72 のDAC基板構成では ソフトモードDAC(PCM1792等)を使う場合、「DAC基板+DAI基板+制御基板」 の3枚構成としていますが、「DAI基板に制御機能」を持たせれば、もう少し手軽に DACが構成できそうです。

また、DAIチップをスレーブ動作させて、SPDIF出力のないUSB DDC(Combo384もありません)の I2Sを SPDIFとして送り出せれば、SPDIF入力しかない既存のDACセットも PC Audioで使えるようになります。同軸デジタルや 光リンクの信号 いわゆる SPDIF 信号は 手軽に使え 取り廻しが楽なので、あらたな使い勝手が生まれる可能性もあります。 

とういうことで、手軽で 使い勝手の良い基板を考えてみようと思います。 DAIチップとしては CS8416 や DIX9211もありますが、重装備な感じのイメージがありますので、ここは シンプルな 20pinパッケージながら 低ジッタで好評の WM8804をチョイスしました。

DACの制御機能付き 「お手軽・便利なDAI基板」 として設計してみましょう。 WM8804も当初ハードモードで使用していましたが、改版ソフトモードで動作させます。


 構想
 1. SPDIF入力は、同軸か光かどちらか 1つ。 切替回路は無し、ジャンパーで決める
 2. USB DDC(Combo384) との共存のために、I2S 切替可能にする MPX搭載
 3. WM8804スレーブ機能で DDCの I2S出力を同軸(SPDIF)に出力可能
 4. ソフトモードDACチップ制御出力。 表示用LCD接続可能。
 5. WM8804はCMOS入力とするため 同軸入力には SPDIF buffer を搭載します。
  また、光入力端子には level shiffter buffer を入れました。

ターゲット基板ブロック図  (紫枠内)




              soft mode WM8804回路図案   クリックで拡大

  補足説明: WM8804の ホストモード ⇔ スレーブモード切替には単純に双方向ではまずいので 241を切替バッファ として使ってます。 また、Combo384 との接続には、絶縁用ICは使用していませんので 絶縁タイプで構成したい場合は、新・制御基板 と組み合わせて ご使用ください。   


soft modeb版の基板ができてきました。


毎度のことですが、手配した基板を組み立て(Assy) して
プログラムしたものが無事動作すると とても幸せな気分になります。



ジャンパによる モード設定内容 は下記の通りです






参考情報

CN301 Combo384 接続コネクタ (8pin) について

CN301は、Combo384との接続を想定していますが その他の I2S機器などと接続する場合は 下図を参考に接続します。
 (但し、当方の想定外機器もあろうかと思いますので 動作を保証するものではありません)

 

・ 4pin GND : 4-8pin を接続して、GNDと接続します。
・ 1pin DATA : SDO、SDOUT、 等 シリアルデータ
・ 3pin CLK : OSCLK、BCLK、BCK 等 データのビットクロック
・ 5pin FSCLK : WCLK、LRCK 等 データのワードクロック
・ 7pin MCLK : RMCK、 等 マスタークロック
・ 2pin 及び 6pin には 何も接続しないで下さい。
各信号名の別称を例として記載していますが 多種あるため 全てではありません



シンプルに 
PCM1792/DAC + Combo384 の組合せ例

WM8804CTRL, PCM1792(OPA604), Combo384
Combo384が無くでも同軸デジタルで196KHz/24bitが楽しめます。



特注アクリル シャーシー例

レーザ加工でアクリルベースのシャーシを試作してみました。 
穴1っこ 開けるのに @150〜 也
全部で 3φの穴を 28個開けたところ @150 x 28 + α = \4500 なり
タカチのアルミケースと良い勝負。 外装パーツ 高く付きます


さすが レーザー加工。 穴位置等、素晴らしい精度で 脱帽 ! !



PCM1795W + パラレルIV変換 + Combo384の組合せ

PCM1795/32bitDAC 最強の組合せ !

WM8804CTRL, PCM1795W, IVconverter(LME49710), Combo384

                        ・ PCM1795パラレルについては こちら



Deluxe !
PCM1792W + IV変換基板x2 + Combo384の組合せ

PCM1792モノラル構成


WM8804CTRL, PCM1792W, IVconverter(OPA604), DeffBuffer(INA137), Combo384




LCD表示例







参考 : サンプリング周波数表示のウラワザ こちら


< Menu >



(c) 2014-2018 mi-take